不動産・土地

空き家を相続したら?放置するリスクと売却・活用・解体の対処法

📅 2024-12-26✍️ 監修:齊藤 勇飛(税理士)🕐 約10分
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親が亡くなり、誰も住まなくなった実家——「どうすればいいかわからないまま放置している」というケースが増えています。空き家を放置すると様々なリスクが生じます。本記事で空き家相続の問題点と対処法を解説します。

空き家を放置するリスク

特定空き家に指定されると何が起きる?

「空家等対策の推進に関する特別措置法」により、市区町村は管理不全の空き家を「特定空き家」に指定できます。

段階内容
助言・指導市区町村から管理改善の助言・指導
勧告勧告により固定資産税の住宅用地特例が解除(最大6倍の税額)
命令正当な理由のない不履行に50万円以下の過料
代執行行政が強制的に解体・費用を所有者に請求

対処法①:売却する

最もシンプルな解決策は売却です。ただし築年数が古い建物は買い手がつきにくい場合があります。

売却時のポイント

対処法②:賃貸に出す

立地・状態が良ければ賃貸活用も選択肢です。ただし賃貸に出すためにはリフォームが必要な場合が多く、費用対効果の検討が必要です。

また賃貸に出すと「空き家の3,000万円控除」の要件(相続後に事業・貸付・居住用に使っていない)を満たせなくなります。

対処法③:解体して更地にする

老朽化が進んで売却も賃貸も難しい場合、解体して更地にする選択肢があります。

⚠️ 更地にすると固定資産税が上がる

建物を解体して更地にすると、住宅用地の軽減措置(1/6)が適用されなくなり、固定資産税が最大6倍になります。解体前に売却の可能性を探ることをおすすめします。

解体費用の目安:木造2階建て(30坪程度)で100〜150万円程度。自治体によっては空き家解体の補助金制度があります。

空き家の3,000万円特別控除

以下の要件を満たす空き家(と土地)を売却した場合、譲渡所得から3,000万円を控除できます(2027年12月31日まで)。

相続土地国庫帰属制度の活用

2023年4月から始まった「相続土地国庫帰属制度」を活用すれば、一定の要件を満たす土地を国に引き渡せます。10年分の管理費相当額の納付が必要ですが、「どうしても手放したい」土地の選択肢になります。ただし建物がある土地は対象外のため、事前に解体が必要です。

まとめ

税理士 齊藤勇飛

監修:齊藤 勇飛(税理士)

齊藤勇飛税理士事務所 代表|東京地方税理士会 登録番号 第156779号

横浜市を中心に遺産相続・相続税申告を専門とする税理士。初回60分無料相談実施中。

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