基礎知識

相続税の基礎控除とは? 計算方法と申告が必要かどうかの判断基準をわかりやすく解説

📅 2024-11-05✍️ 監修:齊藤 勇飛(税理士)🕐 約5分
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「相続税って、いくらから払うの?」「うちは申告が必要?」という疑問を持つ方は多いです。答えのカギは「基礎控除」にあります。基礎控除を超えた分だけが課税対象になります。本記事でわかりやすく解説します。

📋 目次

  1. 相続税の基礎控除額の計算式
  2. 法定相続人の数え方(重要)
  3. 具体的な計算例
  4. 基礎控除以下なら申告不要?
  5. 遺産総額の数え方(何が含まれる?)

相続税の基礎控除額の計算式

相続税の基礎控除額は、以下の計算式で求めます。

📌 基礎控除の計算式

3,000万円 + 600万円 × 法定相続人の数

遺産総額がこの金額以下であれば、原則として相続税の申告も納付も不要です。

法定相続人の数え方(重要)

「法定相続人」とは法律上の相続権を持つ人のことです。数え方にはルールがあります。

相続人の組み合わせ人数の数え方
配偶者+子2人3人
配偶者+親2人(子なし)3人
配偶者のみ1人
子2人のみ(配偶者なし)2人
💡 相続放棄した人も「人数」に含める

相続放棄をしても法定相続人の「人数カウント」には含めます。ただし養子は一定の制限があります(実子がいる場合は1人まで、実子がいない場合は2人まで)。

具体的な計算例

ケース①:配偶者と子2人が相続する場合(相続人3人)

基礎控除 = 3,000万円 + 600万円 × 3人 = 4,800万円
遺産総額が4,800万円以下なら相続税は不要。

ケース②:子2人のみが相続する場合(相続人2人)

基礎控除 = 3,000万円 + 600万円 × 2人 = 4,200万円

ケース③:一人っ子・配偶者あり(相続人2人)

基礎控除 = 3,000万円 + 600万円 × 2人 = 4,200万円

✅ 早見表
相続人数基礎控除額
1人3,600万円
2人4,200万円
3人4,800万円
4人5,400万円
5人6,000万円

基礎控除以下なら申告不要?例外あり

原則として基礎控除以下なら申告不要ですが、以下のケースでは税額がゼロでも申告が必要です。

これらの特例は「申告することで初めて適用される」ため、税額がゼロになる場合でも申告が必要です。

遺産総額の数え方(何が含まれる?)

「遺産総額」には、以下のものが含まれます。

⚠️ 「遺産総額」は時価ではなく相続税評価額で計算

不動産は実際の売値ではなく「路線価方式」や「倍率方式」で計算した相続税評価額を使います。これが実勢価格より低いことが多く、節税のポイントになります。

ご自身のケースで申告が必要かどうか確認したい方は、無料シミュレーターをご活用ください。

税理士 齊藤勇飛

監修:齊藤 勇飛(税理士)

齊藤勇飛税理士事務所 代表|東京地方税理士会 登録番号 第156779号

横浜市を中心に遺産相続・相続税申告を専門とする税理士。地元エリアの不動産評価と節税対策を得意とし、土日・出張相談にも対応。

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